ハワイでの不動産購入はこのような流れで行われ、不動産エージェントが購入のサポートをしてくれます。日本のように、不動産仲介業者によって物件の所有数や情報が異なる、ということはなく、どのエージェントに依頼をしても物件情報は同じです。そのため、人間性や経験、交渉力といった観点で信頼できるエージェントに依頼することが重要です。
-
① エージェント選定
まずは信頼できるエージェントを探しましょう。
日本人向けのエージェントもいますし、インターネットで探すこともできます。 -
② 物件選定
エージェントと予算、エリア、用途等の条件を整理します。
エージェントは希望に沿った物件をMLSから検索して提案します。 -
③ 内覧
気に入った物件があれば内覧をします。
日本から渡航する場合、まとめて複数の物件を内覧することが多いので、余裕を持ってスケジュールを調整しましょう。 -
④ オファー・交渉
購入を決めたら売買契約書を作成し、売主に提出します。
契約書には購入希望価格、支払方法等を明記しますが、ローンで支払う場合にはローン書類も添付すると好印象です。 -
⑤ 売買契約・手付金支払い
契約が成立したらエスクローを開設します。
エスクローは売主、買主の中立の立場で、公平な取引を行うために金銭や書類の受け渡しは必ずエスクロー会社を通して行います。
同時に、手付金(買値の1%程度)を支払います。 -
⑥ 家屋調査・シロアリ検査
購入物件を詳細に調査することをデューデリジェンスと言います。
建物や設備、権利関係、将来の収益性等を分析し、適正に評価します。
買主はそれぞれの結果を見て承諾するかどうかを判断します。 -
⑦ 中間金支払い
物件の調査結果に問題がなければ、中間金(買値の10%程度)を支払います。
-
⑧ 最終物件確認
名義変更5日前までに、修理されているべき箇所が修理されているか、清掃がされているか、などの最終チェックを行います。
-
⑨ 残金決済・登記
契約上のすべての条件が満たされたら買主はエスクローに残金を入金し、名義変更3日前までに登記書類に署名、公証手続きをします。 登記が終わると、すべての手続きが完了です。